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CMディレクターの先生から教わった写真にキャプションをつけるコツ

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写真にタイトルやキャプション(※写真に添える文章のこと)が必要かどうかは個人差があると思いますが、私は基本的にタイトルやキャプションを入れる派です^^

 

 

なんか、写真と言葉から感じる「感じ」湧き上がる「感じ」がとても好きなんですよねぇ。

 

私は芸術系の大学出身で、ゼミの先生はCMディレクターの方だったのですが、キャプションを入れる時はその先生の教えが常に頭をよぎっています。

 

今回はその先生から教わったコツを、ちょろっとご紹介いたします。

 

写真になんかいい感じのタイトルやキャプションのコツをお探しのあなたには、多少はお役にたてるのではないかと^^

 

ではいざ。

 

※この記事では主に、TwitterやInstagram等にアップした写真に添える一言を「キャプション」と呼んでいます。

 

基本的には「直接言わないこと」

CMディレクターの先生に教わったのは、「大事なことは直接言わないこと」です。

 

家族を大切に!

と、直接言っても人の心は動かないけど、

子どもの写真に『ねぇママ、パパ今日帰ってくる?』

と書いてあったら心動くだろう?

 

先生から教わったのは、そんなニュアンスのことでした。

 

つまり、遠回りして間接的な表現にするっていうこと。

 

と言っても、イマイチピンとこないですよね(*''▽'')

  

多分こう言い換えればまだ分かりやすいんじゃないかなーと。

 

間接的な表現=匂わせ・意味深・想像をかきたてるもの

 

例があった方が分かりやすいので、写真を使って解説してみます。

 

間接的な表現を使った写真のキャプション例

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例えばこの写真。

何の変哲もない雪景色と男の子2人の写真です。

 

これにキャプションを付けるとしたら、例えば「雪の中の二人」とか「雪化粧」「雪の道」みたいなのがパッと思いつきますかね。

 

もちろんこれでも全然良いと思うんですが、ここでCMディレクターの先生の声が聞こえてきます…

 

直接言うんじゃないぞ~……

 

何か先生の声が今にも消え入りそうでコワイんですが、先生の教えの通り、間接的な表現を意識してキャプションを付けてみます。

 

もう一度写真を出してみますね。

 

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先ほど思いついた、

 

  • 雪の中の二人
  • 雪化粧
  • 雪の道

 

っていうタイトル・キャプションはある意味、「そのまんま」なんですね。

  

もちろんこれはこれで味がありますし、さらっと一言だけ添えてある写真もかっこいいです。

 

ただここでは、先生の教え通り、間接的な表現(匂わせ・意味深・想像をかきたてるもの)を意識して写真のキャプションを考えてみます。

 

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  • 雪の帰り道は、いつも二人だった
  • 見せたかった雪化粧の橋
  • あの日向まで行けば謝れるかな

 

こんな感じでしょうか。

 

なんかこう、もわ~んと匂ってきませんか(笑)

 

  • 二人の関係性は何なのか?
  • 誰に見せたかった風景だったのか?
  • 二人の間にどんないさかいがあったのか?

 

何か気になってくるんじゃないかな~と思います。

 

要するに、見た人が「ん?何かあったのかな?」と、思わず気になってしまう文章にするということです。

 

まぁ「間接的な表現」と固く考えず、「ストーリーを意識する」という言い方の方が分かりやすいかもしれませんね。

 

ちなみに建物や風景だけの写真でも、何か匂わせることは十分可能だと思います。

 

ストーリーと背景を匂わせる

私はこう、青春っぽいものというか、胸がきゅいいーんとなる甘酸っぱいのが好きなのでこういう雰囲気のキャプションが多くなっちゃいます(*´▽`*)

 

もうキャプションというかポエムに近いですが、本質的なところはどんな表現も変わらなくて、直接言わないこと。

 

ちょっと遠回りして、写真からストーリーや背景を匂わせることが、写真にキャプションをつけるコツ。

 

まとめるとそんな感じですね^^

 

あと、写真は綺麗な写真の方がそりゃいいかもしれませんが、スマホでさっと撮った写真でもキャプションで匂わせることは十分可能だと思います。

 

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これだったら、まず普通のキャプションはこちら。

 

  • 東京タワー
  • 東京の象徴よ
  • 楽しかった東京

 

そんでもって、匂わせキャプション。

 

  • 交差点を曲がるといつも
  • バイバイトーキョー
  • 東京タワーがいてくれたんだ

 

あと、今回は匂わせ・ストーリーという観点のコツでしたが、キャプションにはその他にも色々なコツがあると思っています。

 

共感タイプ、面白タイプ、トレンドタイプ……

 

勝手に名付けてますが…

 

こちらはまた次回(*´▽`*)

 

ではでは

 

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