【実体験】東京のど真ん中で暗室教室体験してきた【DARKROOM CAFE(ダークルームカフェ)】
Twitterでもツイートしたダークルームカフェさんでの暗室体験レポです。
DARKROOMCAFE.現代写真研究所さんにて暗室体験してきますた(*´-`)
— フィルモ (@kodamaphoto) 2019年2月15日
もうその…感無量です(。´Д⊂)
こんど記事にしまーす pic.twitter.com/1PWH8KMZrR
暗室体験教室に申し込み
非常にノリで生きている人間のため、Twitterのタイムラインに流れてきたダークルームカフェさんのツイートを見て、「や、やってみてぇ」と思い申し込んだ次第。
フィルムや印画紙が無くなるのは困る事ですが、暗室プリントが益々貴重で難しい作品手法になる事で、その作品的価値も上がってゆくのです。
— DARKROOM-CAFE (@darkroomcafe) 2019年2月9日
暗室プリントをもっと広めたい。
●無料暗室体験↓https://t.co/u1E9UAjgQ8 pic.twitter.com/bUL91J8ooQ
ダークルームカフェという名前がカッコよく、そもそもカフェが暗室をやっているのかな?くらいの無知さ加減だったのですが、初見の方に簡単に解説しますと…
- 東京・四谷にある写真学校の「現代写真研究所」
- 現代写真研究所がやっているレンタル暗室の名称が「DARKROOM CAFE」
- DARKROOM CAFEで初心者向けに開かれているのが、僕が参加した「無料暗室体験」
という感じです。
現代写真研究所はかの有名な写真家・土門拳さん等によって設立された写真学校で、モノクロ暗室専科、中判大判専科、総合科などがあり、定期的に生徒募集されています。
(山形県酒田の土門拳記念館は一度は行ってみたいなぁ…(;´Д`)余談)
初心者向けの無料暗室体験は所要2時間くらいで、金曜の夜19:00~21:00と日曜日13:00~15:00で開講されています。
(日程の変更があるかもしれないので、最新の情報は下記のページかTwitterで確認してみてくださいませ)
現代写真研究所Webサイト⇒●無料暗室体験実施中!(初心者対象) | Darkroom cafe
Twitter⇒DARKROOM-CAFE (@darkroomcafe) | Twitter
暗室体験教室では具体的に何をした?
暗室体験教室の参加にあたってまずしたこと…
エプロンを買いました!
そこかい!という感じですが、持ち物リストにエプロンとモノクロかカラーのネガとあったので、エプロン買いに行きました。
無印のエプロンである。ケース付きで収納もラクラクです(*'▽')
と、無印の宣伝はこのくらいにして、体験談に戻ります。
簡単な概要の説明の後、早速暗室へと入ります。
ちなみに参加者は僕と、中判なども使っているという方の計2名でした。
こちらが現像液・停止液・定着液が入っているところ。
実際は暗室なのでこんなに明るくありませんが、ご厚意で電気を点けた状態で解説もしていただきました。
暗室体験のプロセス
で、作業行程としてはこんな感じです…
- ネガを印画紙に試し焼き
- 持ってきたネガをすべて印画紙に焼く
- 選んだネガで試し焼き
- 本番プリント
知識がある方にとっては何のことは無いと思いますが、僕のようなちんぷんかんぷんさんのために、パパっとビジュアルでお送りします。
1.ネガを印画紙に試し焼き
これが試し焼きです。
上下で同じ絵柄のロールなんですけども、斜めに線が入っているのが分かるでしょうか?
この線は板で覆った跡で、この線を境に露光時間が変わっているんですね。
要するに、適切な露出のところを試しに計っているということです。
2.ネガをすべて印画紙に焼く
最適な露光時間が分かったら、持ってきたネガを印画紙にズバッと焼きます。
ちなみに僕が持って行ったのはカラーネガだったので、モノクロネガよりも秒数が長くなりました。
思わず「おぉ~!」と声が上がった瞬間。テンション上がりました^^
ルーペで見ると、ひじょーに精細にプリントされているのが分かります。
この中から1枚選び、引き延ばしてプリントします。
3.選んだネガで試し焼き
引き延ばすに当たっても、テストで最適な露光時間を計っていきます。
4.本番プリント
最終的にできたプリントがこちら!
これはもう実際に体験するしか無いのですが、試行錯誤を繰り返してプリントされた1枚を見るのは格別な喜びがあります^^
しかし、この状態は「ストレート焼き」と呼ばれるものらしく、ここからコントラストを調整したり、シャドウを強めたり、覆い焼きをしたりなど、様々な味付けをしていくのがプリントの醍醐味と教えていただきました(*'▽')
ちなみに僕のプリントもアドバイスを受けながらコントラストを調整しました。
左が調整後、右がストレート焼きです。
スマホ写真でディティールがつぶれて黒くなっちゃってますが、ストレート焼きでのっぺりしてたのが、濃淡が出てググっと引き締まってます。
これも思わず「おぉ~!」と声が出ましたね^^
プリント後のカフェタイム
作業のほとんどが暗室状態で行われるので、実際の作業の写真が無いのでプリントの結果だけでお伝えしました。
実際は、説明を受けた後に自分で引き延ばし機を操作し、印画紙を液に入れて定着させるという作業を繰り返す感じです。
フィルムや印画紙が無くなるのは困る事ですが、暗室プリントが益々貴重で難しい作品手法になる事で、その作品的価値も上がってゆくのです。
— DARKROOM-CAFE (@darkroomcafe) 2019年2月9日
暗室プリントをもっと広めたい。
●無料暗室体験↓https://t.co/u1E9UAjgQ8 pic.twitter.com/bUL91J8ooQ
液に入れて定着させるの憧れだったので、テンション上がりました。
暗室から明るい部屋に持って行った時に、どうプリントされているのか?
これがとてもワクワクするんです。デジタルでは味わえないワクワク感だなぁと思いました。
作業後、コーヒーとお菓子をいただきました^^
作業は割と動くので程よく疲れた体にコーヒーが染みまする。ありがたや~。
四谷のビルの5Fにあるので、窓から通りが見えて気持ちが良いです。
帰り際に、階段の壁を利用して行われている展示も解説付きで楽しみました。
プリントは楽しい
1枚のプリントを作るのにコストと時間もかかるので、正直、なかなかプリントまでする方は少ないと思います。
SNSでデータを上げるのが目的だから、プリントまでするのはお金もかかるしちょっと大変…という方も多いかと。
僕もそう思っていたところはありましたが、純粋にプリントする作業自体が楽しいこと、自分の写真の仕上がりにワクワクすること、写真に詳しい方々との交流や展示写真を味わうこと…etc(あとコーヒーとお菓子を味わうこと(*´▽`*))
っていう、楽しい時間を過ごす体験は、なかなか貴重なものなのではないかな~と思いました。
こんな素敵な体験を無料でさせていただいたDARKROOM CAFEさん、ありがとうございました~^^
ちょこっと気になってきたぞ…?というあなたは、下記の現代写真研究所さんのサイトやTwitterで情報をチェックしてみてくださいね。
ではでは
現代写真研究所Webサイト⇒●無料暗室体験実施中!(初心者対象) | Darkroom cafe
Twitter⇒DARKROOM-CAFE (@darkroomcafe) | Twitter